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近視矯正手術のご紹介
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1.有水晶体眼内レンズ(Phakic(フェイキック)IOL)手術について
 慶應義塾大学病院眼科の屈折矯正外来では一人一人の患者様の眼の状態に合わせてさまざまな近視矯正手術を行っております。 その中のひとつが有水晶体眼内レンズ(Phakic IOL)手術です。

2.有水晶体眼内レンズ(フェイキックIOL)について
 有水晶体眼内レンズはポリメチルメタクリレート(PMMA)という素材で出来た人工のレンズです。これは生体適合性が非常に良いといわれている材質です。この人工レンズを角膜と虹彩の間に挿入することにより、光の屈折を変えて近視や遠視を治療することができます。矯正する度数はレンズの厚さによって調整します。「有水晶体」とは、私たちが本来持っている水晶体を残したままにするという意味で、そこに新たにもう一枚の人工レンズを加えることになります。
この方法は、1986年からヨーロッパで使われており、アメリカでは臨床試験が終了し2004年9月13日にFDA(米国食品医薬局;日本の厚生労働省にあたる期間)で使用の認可が下りました。また、乱視の度数、角度に合わせてレンズを製造することによって、乱視もある程度、矯正できるようになりました。

3.有水晶体眼内レンズ手術の適応について(適応)
近視の度数が-3.0D以上-23.0D以下
乱視の度数が-7.0D以下
矯正視力1.0以上
年齢20歳以上
医師の説明を理解していること

有水晶体眼内レンズ手術の適応について(禁忌)
眼の病気(角膜・瞳孔・虹彩・ぶどう膜・網膜の疾患・白内障など)がある
角膜内皮が2000個/mm以下または角膜内皮ジストロフィ
緑内障の既往または眼圧が21mmHg以上
前房深度(角膜と虹彩の間)が2.6mm以下
妊娠中
精神異常または医師の説明が理解できない人
屈折矯正手術が許されない特殊職業

4.有水晶体眼内レンズの手術方法

手術の準備
2週間前までにレーザーを使って、虹彩に穴を開けます(虹彩切除術)これは手術後に眼内の水の流れが悪くなって眼圧が上昇するのを防止するための処置です。

手術当日
局所麻酔をした後、強角膜(白目と黒目の間の部位)を切開し、レンズを眼内に挿入し、虹彩に固定します。その後切開したところを縫合して終了です。手術時間は約30分です。


5.有水晶体眼内レンズに際しての注意事項 (手術前の注意事項)

コンタクトレンズを装用している方へ
レンズの度数を決定する前に角膜を自然な形に戻すため、一定期間コンタクトレンズを中止する必要があります。ハードコンタクトレンズは検査前3週間以上、ソフトコンタクトレンズは検査前3日以上中止してください。また、手術前はハードコンタクトレンズは1週間、ソフトコンタクトレンズは2日前から装用を中止してください。

45歳以上の方へ
近視を治療してしまうと老眼の影響により、遠くは見えても近くが見えにくくなり、物を眼に近づけてもピントが合いません。必ず老眼鏡が必要になりますので、ご注意ください。


屈折矯正外来お問い合わせ先
 
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